KAI FACT magazine
I'm KAI,too! #08
FACT  No.08


私もKAIです。 #08

海外売上比率が5割を超える貝印。通貨や制度の異なる他国と取引を交わし、製品を世界各地へ届けるためには、貿易実務が欠かせない。岐阜県関市の小屋名本社で、そんな輸出業務に携わるのが、商品本部貿易部の船積チームだ。

「私たちは女性6人のチームで、海外に輸出するほとんどの製品の貿易実務を担当しています。船積といっても、実際に船や飛行機に荷物を積むのは輸送会社で、私たちはパソコンでさまざまな貿易関係の書類を処理し、輸送会社へ指示出しをしています」と説明してくれたのは、チームリーダーの金重美穂さん。船積一筋12年のベテランだ。輸送手段は船が7〜8割を占め、その大半が名古屋港から出発するという。

「海外営業の部隊は東京にいるのですが、彼らが獲得した案件を船積手配するのが私たちの仕事です。なかでも大きな業務は、調達とインボイス。営業から注文書を受け取ったら、まず物流センターに在庫があるか、納期はいつかを確認し、在庫がなければ注文します。その後、受発注システムにデータを入力し、港の倉庫に製品ケースを納めます」。

貿易に携わりたくて貝印に入社したという遠藤真実さんが、業務内容を噛み砕いて教えてくれた。「インボイスとは納品書や請求書のことで、通関手続きに不可欠な書類です。英語で書かれているので、貿易実務に必要な英語はひと通り把握しています。覚えてしまえば、そんなに難しくないですよ」。とはいえ、貝印の製品はアイテム数が膨大なため、業務が立て込む月末は忙しくなるという。

「私は昨年入社したばかりですが、先輩たちが丁寧に仕事を教えてくれるので、とにかく毎日楽しい!の一言に尽きますね」。入社2年目の後藤亜由美さんが、元気いっぱいに答えてくれた。勢いを増す貝印の海外展開の裏には、熱心に仕事に打ち込む船積女子たちの頼もしいサポートがあった。
  • 海には思わぬ危険が…。

    特殊な業務だけに、話を聞いていると「船積あるある」がたくさん出てくる。「品番を間違えて発送してしまった」という1年目の失敗談から、「トラックに積まれたコンテナを見かけると、サイズや容量がやたら気になる」といったマニアックなものまで。なかには、「事故で船が沈んでしまった」「積み荷を海賊に盗まれた」という、信じがたいようなケースも。ヨーロッパだと1ヶ月はかかる長い海路の道のりには、予想もしない危険がひそんでいる。
  • 船積チームのココが好き。

    3人が口を揃えて言うセリフ、それは「異動したくない!」。自分が送り出した製品を実際に海外で見かけたときは、思わず嬉しさがこみあげるという。世界で使われる製品に携われるという輸出業務の醍醐味に加え、チームの仲の良さもピカイチだ。厚い信頼関係で結ばれた姉妹のようなアットホームさが漂う。メンバーが2人増えたばかりなので、まだまだ業務をこなせるという船積チーム。「営業さん、もっとたくさん仕事を取ってきてくださいね!!(笑)」。
  • 商品本部 貿易部 遠藤 真実さん

    ①9年②海外旅行先で自分の船積みした商品がお店に並んでいるのを見た時③仕事と子育ての両立④子供とお出かけ⑤堂本剛

    商品本部 貿易部 チームリーダー 金重 美穂さん

    ①12年②“ありがとう”と言ってもらえた時③謙虚な気持ちを忘れず丁寧に仕事する④早起きして午前中をのんびり過ごす⑤鈴木亮平

    商品本部 貿易部 後藤 亜由美さん

    ①1年②売上の金額が多かった時③全世界の人にKAIを知ってもらう④旅行⑤T.M.Revolution

  • Questions

    ①この仕事を始めて  ②仕事で嬉しい瞬間  ③今後の仕事の目標  ④休みの日は何を?  ⑤好きな芸能人は?


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