KAI FACT magazine
伊勢谷友介さん、これからの「つくる」って何ですか?
FACT  No.09


伊勢谷友介さん、
これからの「つくる」って何ですか?

伊勢谷友介さんをパーソナリティにお届けする「KAI presents EARTH RADIO」の今シーズンのテーマは「未来をつくる人」。6月のゲストに登場したのは研究者・メディアアーティストであり、”現代の魔法使い”の異名をとる落合陽一さんだ。AI(人工知能)やVR(バーチャルリアリティ)といった技術が進化する現在、彼は”デジタルネイチャー”という捉え方で未来を見据えている。
「僕のやっているアートもサイエンスも経済活動もすべて、”近代の超克”がテーマです。近代というのは人の面倒を人が見ていた時代で、それをどうやって(来たるべき)コンピュータ時代に適合させていくか」
そこから話題は、電子通貨や未来の暮らしにまで及び、白熱していく(詳しくはiTunes PODCASTで過去回を聞けるのでぜひ!)。そんな落合さんの座右の銘は、『変わり続けることを変えず、作り続けることをやめない』。曰く、「変わることを恐れると何もできない。毎回違う人になっていい。ただ、アウトプットしているものがないと、自分が何者かわからなくなるので、ものや形はちゃんと作りましょう、って」。これを聞いて伊勢谷さんも「何をやっても自分、ということ。ひとつの自分に留まって変化を望まない人もいるけど、変わっていくことによって醸成される自分こそを楽しまないとね」と呼応する。コンピュータの進歩によるパラダイムシフトがすぐそこまで来ている今、この姿勢こそ、大切になってくるはずだ。

落合さんの考える未来とは?

  • イルカと宇宙の共通点!?
    「人類が宇宙に出ていったときに、(特に無重力状態で生活する場合)超音波はかなり必要になってくる。そこで、イルカです。イルカは個体同士が超音波で通信しているので」。その仕組みを現在、ディープラーニングなどを駆使して解明中とのことだ。
  • デジタルネイチャーについて
    落合さんが提唱する“デジタルネイチャー”とは、簡潔に言うなら人工物と自然物の区別がつかない世界/概念のこと。すなわち、実質(バーチャル)と物質(マテリアル)、デジタルとフィジカルがごちゃまぜになっていくだろう未来、新たな世界の捉え方だ。
「自分が今、どちらに進めば未来のためになるんだろうか。これを想像するのは、人間にしかできないことだから」と、伊勢谷さん。
  • 落合陽一
    1987年生まれ。メディアアーティスト、研究者、起業家。筑波大学学長補佐、筑波大学助教、デジタルネイチャー研究室主宰。デジタルとアナログの区別を超えた作品・研究で国際的なアワードを多数受賞。
  • 伊勢谷友介
    1976年生まれ。俳優、映画監督。「リバースプロジェクト」代表。「松下村塾リバースプロジェクト」では、「志」を持つ若者を発掘し、その想いを「行動」に起こすための支援も行っている。

KAI presents EARTH RADIO InterFM897 [89.7MHz]で毎月第4土曜19時~20時放送。
iTunes PODCASTで世界配信(日本語のみ)


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