

毎日の献立が料亭の味に
若い人たちに本物の日本料理の旨さを知ってほしい・・・そんな思いから料亭『分とく山』の総料理長、野﨑洋光さんが考えた、調理道具です。
だしを上手に取るには、長時間ふっとうさせても駄目なのです。だしポットは、短時間でかんたんにだしが取れる工夫がなされています。こし網に昆布とかつお節を入れ、ふっとうしたお湯を注ぐだけ。この時お湯は九十度以下に下がります。実は九十度くらいがだしの一番よくでる温度なのです。ここで、一~二分待つと、あっという間においしいだしの出来あがり。五百ミリリットル、お味噌汁なら四杯分のだしが取れます。
和食料理になくてはならないおろし器。その本来の美味しさを味わっていただくため、手早くおろせるおろし器を考えました。
使いやすく、そのままテーブルに出せるよう、すり鉢の質と大きさにこだわりました。ごま入りのたれを作り、そのまま使えるように注ぎ口をつけ、手早く楽に調理ができるように取っ手をつけました。間に物が詰まりにくい工夫をしていますので、洗う時も簡単です。

1953年、福島県生まれ。武蔵野栄養専門学校卒業後、東京グランドホテル、八芳園を経て『とく山』の料理長を務める。
1989年に支店『分とく山』を開店し、総料理長となる。『美味しい方程式』『魚料理』『和食の美味しいコツ』など著書多数。