刀の鳥居反りのように
スーッとゆるやかなカーブを描く包丁の背。
峰から刃先へストンと落ちて鋭角をつくる切付形状。
日本刀から着想を得たそれらのアイデアは、
握る手の力を効率的に伝え、
飾り切りや筋切りなど繊細な調理にも
鋭く滑らかな切れ味を叶えます。
貝印が創業した岐阜県関市は、
日本最大の刃物の都として数多くの刀匠が育ったまち。
中でも「関の孫六」の愛称を持つ孫六兼元の刀は、
三本杉の刃文をはじめとする美しい姿(すがた)と
抜群の切れ味で知られていました。
そんな名匠の業と心を受け継ぎながら
貝印の最新テクノロジーを融合したブランドが『関孫六』、
特にそのマスターライン「要」は
業界の常識を変える最高峰の包丁を目標に掲げました。
握りやすさと日本らしさを同時に宿す八角柄。
試作検証の末に辿り着いた、あえて正八角形ではない微細な造形は、
職人の手で一本一本精密に削りあげられます。
さらに刃先を薄くすることで切り込む抵抗を減らすスキ加工には、
孫六のトレードマークである三本杉の刃文を施し、
ディテールまで機能と伝統美の両立を実現しています。
通常の包丁のパッケージから
90度角度を変えることで
まるで刀箱のようなデザインに。
箱を開けた瞬間、まるでそこに刀があるかのような
開封体験により、よく切れる切れ味が想起されると考えました。
緊張感や高級感を演出する細部にもこだわっています。