市販商品やそのビジネスの
あり方について理解を深める
これまでずっと医療用の刃物を担当してきたため、包丁やカミソリなどの市販商品については、学ぶことがたくさんあります。
商品そのもののことはもちろん、流通経路やお客様の特性など、ビジネスをする上で知らなければならないことは多いです。
どのような販促を行えば効果が上がるのかを意識しながら仕事と向き合うことで、欧米市場における貝印商品のシェア拡大と売上向上に貢献していきたいと思っています。
創業100年という会社の
歴史が何よりの自慢
ぶれることなく刃物という商材に向き合い、ここまで長い歴史を刻んでこられたのは、エンドユーザーの意見を真摯に受け止め、生活に根ざしたより良い開発を続けてきたからだと思います。
また貝印創業の地である岐阜県関市は、日本有数の刃物の町であり、私の故郷でもあります。入社後、同級生や友人の父など、地元で見知った人たちが貝印グループに入社しているのを知り、改めて長年にわたり地域に密着してきた会社なのだと感じました。
刃物に関する100年分の技術の蓄積、そこから生まれる商品だからこそ、「多くの人たちの生活をより良いものにできる」という自信を持って、仕事に取り組むことができます。
包丁からはじまった食器への興味
仕事で年に7~8回は海外出張に行きます。海外出張は土日にかかることが多いですが、それ以外の土日はしっかり休みが取れています。
休日は友達と飲みに行ったり、食事をすることが多いです。時間があるときは家事をすることが気分転換になり、料理もよくします。仕事で取り扱う関係で包丁を使ううちに、食への関心が広がってきました。最近は料理を盛る器にも興味を持つようになり、陶器市や食器店巡りもします。
長期休みには海外旅行に行くこともあります。趣味でフラメンコをしているのでスペインにはよく行きます。
具体的なイメージを持つことが大切
就職活動をするにあたっては、まず「自分が何をしたいのか?」を明確にすることが大切です。その上で、なるべく多くの情報を集めたほうがいいと思います。
例えば、「英語に関わる仕事がしたい」「国際的に活躍したい」という場合、同じ英語を使うにしても、電話対応ができれば良いのか、海外勤務でバリバリ働きたいのかでは、選ぶべき職種も変わってきます。
会社説明会などで企業の方と話す際には、実際の仕事内容まで踏み込んだ質問をして、具体的なイメージを持つようにしてみてください。
私が所属する海外事業本部も、お客様とのやり取りは英語をはじめとした外国語になります。当然、語学力が必要になりますが、同時に自社商品への深い思い入れも大切です。貝印の商品は生活必需品も多いので、語学力だけでなく、長いスパンで考えられ、地道に努力することが得意な方は、きっと向いていると思います。