1997年入社

海外営業 /
第一営業部 部長

横地 貴子

PROFILE

横地 貴子

横地 貴子

出身大学
東京外国語大学
学部
外国語学部
学科
インド・パキスタン語学科卒
出身地
岐阜県
趣味
フラメンコ

インタビューINTERVIEW

欧米市場に対して包丁や
カミソリなどの市販商品を輸出

1997年の入社以来、海外事業本部に所属しており、現在は第一営業部の部長として部署を取りまとめています。
はじめの2年間は東京勤務。その後、岐阜のカイ インダストリーズで医療器を担当していました。現在は兼任で東京の第一営業部に所属し、包丁やカミソリなどの市販商品を欧米向けに輸出しています。

営業というと飛び込みなど、新規の顧客獲得業務をイメージするかもしれませんが、実際はkai U.S.A. などの現地法人とのやり取りが中心となります。
私の担当する欧米では、取引先にウォールマートなど世界最大の小売りチェーンがあるため、取り扱う物量は莫大です。自社の生産工場と緊密な連絡を取りながら各商品を調達し、安定的に供給することが大切になります。

文化の違う他国で日本の
商品が受け入れられる喜び

出張で海外に行ったとき、店先に自分が携わっている商品が並んでいるのを見る機会があります。そのとき強く感じるのが、文化の違う外国で日本発信の自社商品が受け入れられているという喜びです。

また、商談中や現地法人を通じて届く、エンドユーザーの満足していただいているという声も励みになっています。欧米では刃物を褒めるとき、「バターを切っているような切れ味だ」と表現するのですが、そのひと言を聞くたびに、自分の仕事に自信と誇りを感じます。

国籍や担当者の
人柄まで考慮して対応

国が違えば、文化も商習慣も変わってくるため、日本企業の論理を持ち込んでも、それを受け入れてもらえるとは限りません。海外とのやり取りに際しては、日本の商習慣に捉われず、画一的な対応にならないよう心がけています。
とはいえ、貝印グループを代表してお客様と接している以上、根幹部分にブレがあってはいけません。大切な部分をしっかりと抑えながら、国や相手に合わせた接し方をするようにしています。

また、部のメンバーの仕事ぶりにも常に気をくばるようにしています。例えば、部下の悩みのひとつに英語があります。英語での商談がうまくできないことで自分の英語力に劣等感を持ってしまうケースがあるのですが、私自身は中学レベルの英語力があれば十分だと考えています。商談で最も大切なのは、自分の気持ちを国や相手に合わせて伝えるビジネススキルです。
部下や後輩には、そのことをしっかりと伝えるようにしています。

市販商品やそのビジネスの
あり方について理解を深める

これまでずっと医療用の刃物を担当してきたため、包丁やカミソリなどの市販商品については、学ぶことがたくさんあります。
商品そのもののことはもちろん、流通経路やお客様の特性など、ビジネスをする上で知らなければならないことは多いです。
どのような販促を行えば効果が上がるのかを意識しながら仕事と向き合うことで、欧米市場における貝印商品のシェア拡大と売上向上に貢献していきたいと思っています。

創業100年という会社の
歴史が何よりの自慢

ぶれることなく刃物という商材に向き合い、ここまで長い歴史を刻んでこられたのは、エンドユーザーの意見を真摯に受け止め、生活に根ざしたより良い開発を続けてきたからだと思います。

また貝印創業の地である岐阜県関市は、日本有数の刃物の町であり、私の故郷でもあります。入社後、同級生や友人の父など、地元で見知った人たちが貝印グループに入社しているのを知り、改めて長年にわたり地域に密着してきた会社なのだと感じました。

刃物に関する100年分の技術の蓄積、そこから生まれる商品だからこそ、「多くの人たちの生活をより良いものにできる」という自信を持って、仕事に取り組むことができます。

包丁からはじまった食器への興味

仕事で年に7~8回は海外出張に行きます。海外出張は土日にかかることが多いですが、それ以外の土日はしっかり休みが取れています。
休日は友達と飲みに行ったり、食事をすることが多いです。時間があるときは家事をすることが気分転換になり、料理もよくします。仕事で取り扱う関係で包丁を使ううちに、食への関心が広がってきました。最近は料理を盛る器にも興味を持つようになり、陶器市や食器店巡りもします。
長期休みには海外旅行に行くこともあります。趣味でフラメンコをしているのでスペインにはよく行きます。

具体的なイメージを持つことが大切

就職活動をするにあたっては、まず「自分が何をしたいのか?」を明確にすることが大切です。その上で、なるべく多くの情報を集めたほうがいいと思います。
例えば、「英語に関わる仕事がしたい」「国際的に活躍したい」という場合、同じ英語を使うにしても、電話対応ができれば良いのか、海外勤務でバリバリ働きたいのかでは、選ぶべき職種も変わってきます。
会社説明会などで企業の方と話す際には、実際の仕事内容まで踏み込んだ質問をして、具体的なイメージを持つようにしてみてください。

私が所属する海外事業本部も、お客様とのやり取りは英語をはじめとした外国語になります。当然、語学力が必要になりますが、同時に自社商品への深い思い入れも大切です。貝印の商品は生活必需品も多いので、語学力だけでなく、長いスパンで考えられ、地道に努力することが得意な方は、きっと向いていると思います。

SCHEDULE

スケジュール

1日のスケジュール

8:30~ 出社
8:50~ 朝礼
9:00~ 各部門との打ち合わせ、メール、資料作成
12:00~ 昼食 ※スタッフとともに会議しながらの場合も
13:00~ 各部門との打ち合わせ、メール、資料作成
19:00~ 帰宅
※岐阜出張の際は、夜に移動し、翌日に出勤