Reason for holding
貝印は40年以上に渡って、アパレル業界やモノづくりの現場で、
“切る” “つくる”を支えてきました。
KAI Hat & Head-piece Competitionは、
世界を代表するHat & Head-piece designerの日爪ノブキ氏との出会いにより、
改めて「ハサミがクリエイションを下支えしている」という
原点回帰をしたことがきっかけでスタートしました。
また、貝印と日爪氏とで協力し、帽子作りに欠かせない
世界最高峰のハサミを作ることを目指して、
縫製ハサミを再定義するプロダクト「Ō(オー)」を生み出しました。
しかしながら、帽子のデザイナーを志す人は年々減少しており、
日本の帽子産業に関わる人口も少なくなってきています。
帽子はファッションに欠かせないアイテムです。
帽子を被ることで自信が持てたり、新しい自分に出会えたり…
帽子は、日常を豊かにしてくれる文化だと、私たちは考えています。
帽子文化を再定義し、最高の帽子をすべての人に届けるために。
日本のみならず世界で活躍し、未来の帽子文化をつくっていく人材を発掘する。
そんな新しいクリエイターを支援するために、
KAI Hat & Head-piece Competitionを今年も開催いたします。
Design Theme
自分の世界から外に一歩踏み出すとき。
何かが起こりそうな、
ワクワクする期待感と緊張や心配。
新しい挑戦は、いつも自分の可能性を広げてくれます。
このコンテストのルールは1つだけ。
頭に被せられる、着けられるものであること。
新しい作品作りに取り組む帽子デザイナー、
帽子やヘッドピースを初めてつくる学生、
異分野のクリエーター。
異なる価値観や 、考え方。日本と海外。服飾と異分野。
さまざまな領域を越境していく作品との出会いを
楽しみにしております。
Archive
過去の受賞作品は以下のコンテスト一覧から
ご覧いただけます。
Examination Criteria
KAI Hat & Head-piece Competitionでは、
以下5つの観点から審査いたします。
帽子に新しい視点を付与しているか。独自性があるか。
テーマをコンセプトに落とし込めており、明確に表現できているか。
デザイン画を作品に表現する技術があるか。帽子作りの技術力は高いか。
コンセプトを表現できているか。デザイン画の内容通り(もしくはそれ以上)に表現されているか。
帽子として着用可能な作品で、着用者の視点で作られているか。
Judge
NOBUKI HIZUME
2004年に文化服装学院アパレルデザイン科を首席で卒業後、渡伊。イタリアのメーカーよりアンダーウェアのデザイナーとしてコレクションを発表する。
帰国後、国内外の舞台やミュージシャンの帽子・ヘッドピースを手がけ、同時にアーティスト活動として「NOBUKI HIZUME」を展開。2009年よりフランスに拠点を移し、数々のグランメゾンのパリコレクション用の帽子を手掛けている。2019年、フランス国家最優秀職人章に認定。※フランス国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France:MOF)は、フランス文化の継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される称号で、日本の重要無形文化財(通称、人間国宝)認定制度に相当すると言われている。同年、帽子ブランド「HIZUME」をスタートさせる。FW22、FW23のLOEWEのコレクションにおいては伝統的な帽子作りの技術を生かし洋服作りにも挑戦している。
YO SUZUKI
グローバル刃物メーカーの貝印にてCCO / CMOとしてマーケティングとデザインを統括。スウェーデンのクリエイティブ企業、グレートワークスでもCCOを兼任。近年は、クリエイティブディレクターとして、国内外で表現制作や企業プロモーション制作を行いながら、俳優の夏木マリ氏のパフォーマンス「PLAY×PRAY」の動画演出や舞台背景の制作、漫画家のタナカカツキ氏が手掛ける「渋谷SAUNAS」のエグゼクティブアドバイザーもつとめるなど幅広く活動。2019年には、Forbes Japan誌「世界を変えるデザイナー39人」に、2021年には日経「マーケターオブザイヤー2021」にも選出。グルーミングブランドAUGERのブランドディレクター。
TORU KURIHARA
株式会社栗原 代表取締役社長、兵庫県出身。
青山学院大学卒業後、大手アパレルメーカーのワールドに入社。
その後、家業の栗原に入社し、「裏原宿」と呼ばれる地域にオープンした、カジュアルな帽子専門店「OVERRIDE」を成功させる。以降、直営店による多店舗展開を実現する。2003年、社長に就任。
FUMIE TANAKA
1975年生まれ、大分県出身。大阪モード学園を卒業後、1998年、ワールド入社。サザビーリーグを経て、自身の会社を設立。2016-2017年秋冬シーズンにザ ダラスを立ち上げる。2020年春夏シーズンにフミエタナカをスタート。以降、東京を拠点にフミエタナカのコレクション発表を続ける。2022年には、第40回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞。自立し凛とした女性像をテーマに、自然体に居心地のよさを感じる大人の女性に向けて、ラグジュアリーで優美な装飾が象徴的なレディスウエアとアクセサリーを展開。
YUYA NARA
東京トレンドサロンSHIMAでのサロンワーク、また、ヘア&メイクアップ アーティストとして海外のアーティストやセレブを手掛け、ファッション誌や業界誌、ヘアショー、コレクショ ン等で活躍中。ヘアメイクだけに留まらず、モデルやDJとしての活動など、東京のファッションアイコン的存在で活動は多岐にわたる。
Contest Schedule
1次選考を通過し2次選考に進む方には、
制作費として2万円支給いたします。
※コンテストスケジュールはやむを得ず
変更する場合があります。
Information Session
KAI Hat & Head-piece Competitionでは、プレエントリーを受け付けています。
ご登録いただいた方には、今後事務局から発信されるコンテスト情報をお受け取りいただけます。
プレエントリーにご参加いただいた方の中から抽選で3名様に、糸切りバサミをプレゼントいたします。
メールが届かない場合は、@kai-group.comからのメールを受け取れるよう受信設定をお願いいたします。
Application Details
越境
2025年4月23日(水)11:00〜7月21日(月)23:59まで
1次選考通過した場合に、10月17日(金)までに制作・郵送が可能なもの。
応募作品が優秀賞を受賞した際に、実際に制作していただく作品の現物を日本国内の貝印プロジェクトチームに提出できる方。国籍・居住地(日本国内・海外)等は問いません。
応募フォームからご応募ください。
「KAI Hat & Head-piece Competition 2025」(以下、「当コンテスト」といいます。)への応募に際し、以下の応募規約(以下、「本規約」といいます。)への同意が必要です。
「KAI Hat & Head-piece Competition」PR事務局
e-mail:kaihat@vectorinc.co.jp
Awards
KAI Hat & Head-piece Competition
最優秀賞
受賞された1名には
総額約150万円相当の副賞として、
パリもしくは日本(選択制)での
ファッション・デザイン研修
にご参加いただきます。
さらに、日爪氏と共同開発した最高峰の
縫製ハサミŌを1丁贈呈し、
メディアでの最優秀賞者
インタビュー掲載も行います。
KAI Hat & Head-piece Competition
審査員特別賞
優秀賞の特典に加え、
副賞として5万円を贈呈します。
KAI Hat & Head-piece Competition
優 秀 賞
賞状と貝印の縫製ハサミを
贈呈します。
KAI Hat & Head-piece Competition
入 選
賞状を贈呈します。
About Kai Sewing Scissors
裁ちばさみとも呼ばれ、厚手の生地や布の裁断に適した鋏です。
一般のご家庭だけでなく、布地や生地を取り扱うプロの方にもご使用いただいています。
世界を代表するHat & Head-piece designer 日爪ノブキ氏と世界最高峰の切れ味を目指し、共同開発した縫製ハサミ。
アパレル業界をはじめ、ものづくりの現場で使われるハサミを40年以上作り続けてきた貝印が、
8年以上の開発期間を経て、日爪氏の高い要求に応える切れ味を実現しました。
岐阜県産の栗材を使用した木製ケース入りの縫製ハサミ6丁セットです。
昭和45年大阪で開催された日本万国博覧会への参画準備にあたり、
全国の帽子関係団体を統合して昭和44年全日本帽子協会を設立しました。
以後、関係官庁と連携し全国組織として活動を開始しています。
直近では、SNSを利用して帽子ウィークス2023フォトコンテストを開催し、「帽子を楽しむ文化」の普及をしています。
KAI Hat & Head-piece Competition
運営事務局