キッチンに特別な物語を運ぶ
革新的な機能とデザインの融合

ここに、「ハンディプロセッサー」と呼ばれるキッチン用具がある。
日本人女性の手に合わせた細身のグリップ、洗浄しやすい取り外し式のシャフト、収納に便利なコンパクトなアタッチメント……。これらはすべて、全国規模のモニター調査の結果をもとに開発されたものだ。この美しい道具の根底にあるのは、機能性の追求。ユーザーの声と真摯に向き合い、高い技術力を結集して完成したのが、貝印のハンディプロセッサー「blendia」だ。
多彩な機能をミニマルなデザインに落とし込んだのは、日本を代表するプロダクトデザイナー深澤直人。モノトーンのシンプルなフォルムは同氏の真骨頂だといえる。この静的な〝美〟に貝印の技術者たちが魂を吹き込む。blendiaは、家庭用ハンディプロセッサーとして初となる「乳化機能」に特化した攪拌パーツを標準装備。競合他社が実現できなかった革新的な機能が、卓越したデザインと融合しながら、キッチンに特別な物語を運んでくれる。
ハンディプロセッサー市場に新たなコンセプトを提示したことが評価され、blendiaは２０１０年度のグッドデザイン賞を受賞。週末のホームパーティが楽しみになる「美しい道具」には、技術者たちのプライドが詰まっている。