2017/03/29~04/11

一期一会の春のご馳走

大分県臼杵の“きらすまめし”はさし身の切れ端におからをまぶした、栄養価も高く美味しい一品。江戸時代から続く素朴な郷土料理を“一凛”橋本料理長が再構築し、美しいばら寿司に仕立てて下さいました。突き出しは一凛スペシャリテのねかせ茶碗蒸し。あさりは潮汁に、烏賊と独活の木の芽和えも添えられた東京でいただく臼杵の“ 1 0 0 年ごはん”。伊勢丹キッチンステージで味わう春爛漫のご馳走をどうぞ。

今回のお店

日本料理 一凛

日本料理 一凛

美しい和の空間で味わう洗練された日本料理橋本料理長の温かなおもてなしも 一凛の魅力
にほんりょうり いちりん
東京都渋谷区神宮前2-19-5 AZUMA BUIL 2F
TEL : 0 3 - 6 4 1 0 - 7 3 5 5  w w w . m i k i z o . c o m

今回のシェフ


郷土料理を都会のみんなのごちそうに

 おからのこと、「きらず」と言いますよね? その「きらず」をまめした(まぶした)から“きらすまめし”。おさし身の中落ちや切れ端などを醤油にくぐらせ、おからをまぶして地元のかぼす果汁をかける。大分県臼杵の質素倹約の料理が元らしいけれど、栄養もあり、現代のフードロス問題の観点からみても優れもの。何より日本のどなたの口にでも合う普遍的な美味しい郷土料理かと思われます。
「臼杵の“100 年ごはん”※がテーマなんです。先付にちょっと出していただけませんでしょうか」というお願いをきちんと受け止め、「一凛を通して再構築し、郷土料理を東京の和食に仕立て直して供するのはどうか」と考えて下さった橋本料理長。お気に入りとおっしゃる飯尾醸造の「手巻きすし酢」(赤酢)で酢飯を作り、きらすまめしに様々な具をカスタマイズし、思わず「綺麗♪」と歓声のあがるばら寿司を作って下さいました。
「伊勢丹キッチンステージでご紹介する料理は家庭で再現できるものを」と常々おっしゃっている橋本料理長考案の「きらすまめしのばら寿司」。ご家庭での「いつものばら寿司」になったら嬉しいなぁ、と思っています。
※「100 年ごはん」大分県臼杵市の人々の記録映画。2014年5月31日公開 監督:大林千茱萸

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kitchen stage

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明治通り側エレベーター前
お問い合わせ:03-3352-1111 / 営業時間:10:30~20:00(LO.19:00)