2017/06/28~07/11

私たちが憧れる和食の完成形

日本人として誇りに思う美しい和食をキッチンステー ジからお届けしたく奥田 透氏にお願いしました。前菜三種盛りの後は緑酢の掛かったスズキの塩焼きか賀茂茄子といただく和牛ロース煮。どちらかを召し上がった後の鰹ずしの上に並んだ可愛い丸は何とおろし生姜!五感を総動員して味わいたい料理ばかりです。器も空間も何もかもが、行き届いた“おもてなし” に収斂され、世界中のグルメが訪れる銀座小十。その季節感を大事にした麗しい夏の献立を気軽に愉しんでいただけます。貴重な2週間をどうぞお見逃しなきように。

今回のお店

銀座 小十

銀座 小十

東京都中央区銀座5-4-8 カリオカビル4F
TEL:03-6215-9544 www.kojyu.jp

今回のシェフ


出来ないことを出来ることに変えていく修業時代 日々努力したあの時を経て今のゆるぎない自信に

和食という食文化に世界基準の普遍性を

 フランス料理や中華料理と違って「ほんものの和食は日本でしか味わえない」と昔は言われていました。新鮮な魚と四季折々の野のもの山のもの、豊富に使える美味しい淡水。それらに恵まれた引き算の料理は日本人だからこそ理解できる、とも。でも最近は肝心の日本でも多国籍料理の氾濫もあり、本来の和食危うし、という声もよく聞きます。
 「 ほんものの和食文化をなくさない為に、世界に和食の良さを伝えて日本に逆輸入しよう」銀座小十の奥田 透氏は決断しました。2013年に出店の地をパリに選んだのは「日本料理にとって本当に評価を競えるフランス料理があるから」でした。普遍性のない“文化”を伝えるのですから21世紀とはいえ大変なことばかり。割烹料理のハイライト「椀わんさし刺」の刺身は実は釣るところから始まっているので、活け絞めも教えて、お魚屋さんも作りました。もしかしてそれって……パリのフランス料理にも影響与えますよね?! ということはフレンチの魚料理の世界基準も変える? 奥田氏のワクワクする素敵な挑戦、 日本のTOKYOから応援しています。

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kitchen stage

東京都新宿区新宿 3-14-1 伊勢丹新宿本店本館地下 1F
明治通り側エレベーター前
お問い合わせ:03-3352-1111 / 営業時間:10:30~20:00(LO.19:00)