2018/03/14~03/27

伊勢丹キッチンステージ春の御献立

今年の冬は寒波襲来の寒い日々が続きました。キッチンステージでは゛分とく山“野崎洋光氏の和食で一足先に春を愉しんでいただくメニューをご用意いたしました。美しい若緑のグリンピース豆腐にべっ甲あんをかけた先付。手の掛かった前菜3 種、利久だれを絡めていただく刺代わりの鶏むね肉、煮物は牛筋の桜煮、揚物は薄焼き卵と海苔で巻いた蟹の磯辺揚。それぞれに独活や木の芽、筍、菜の花、空豆などなど嬉しい春の食材が散りばめられています。〆の穴子のおこわを召し上がる頃には、一足先に満開の春を満喫した幸せな気分を味わっていただけることでしょう。

分とく山

分とく山

東京都港区南麻布5-1-5
TEL:03-5789-3838


食を言葉で遊ぶ粋な心は四季がある日本だからこそ、と“分とく山”野崎洋光総料理長
コラム

和食の献立にみる愉しい蘊蓄

 今回のキッチンステージ春の御献立の煮物は牛筋肉をやわらかく煮込んだ滋味深い料理。桜花に見立てた丸一と人参が春の風情を…… えっ、まるいち? 丸十なら薩摩芋のことだけれど。とレシピを確認するとメークインとあり、じゃが芋のことだとわかりました。
 「西郷どん」でおなじみの薩摩藩島津家の家紋が丸十なので薩摩芋と書かず丸十。教養がなくては読み解けない愉しい言い換えが和食には沢山ありますね。そういえば焼き芋のことを十三里とかいうなぁ…栗より(九里四里)旨い十三里。芋の産地川越から江戸までが十三里ほど、という事も懸けているらしく、奥が深いこと。愛媛の佐多岬も半島の長さが十三里なので同じように言うらしい。焼き芋は「栗に近い美味しさ」ということで八里半という控え目(?)な異称も。
 あら、焼き芋のハナシではなかった!しかも献立からどんどん離れていく…と反省し、真面目に調べましたところ、じゃが芋は薩摩芋より小さいので丸十ではなく丸一、というのだそうです。誰かに言いたくなる愉しい蘊蓄。美味しい和食と共に「知る愉しみ」も味わってみませんか?

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kitchen stage

東京都新宿区新宿 3-14-1 伊勢丹新宿本店本館地下 1F
明治通り側エレベーター前
お問い合わせ:03-3352-1111 / 営業時間:10:30~20:00(LO.19:00)