KAI FACT magazine
KAI PERMANENT COLLECTION #01
FACT  No.01


アメリカの警察も認めた切れ味は、
人々を助けることにも役立っていた。

 アメリカでは生活に欠かせないナイフ。釣りやキャッチボールやキャンプと同じように、父から息子へと、その使い方が伝えられていくものなのだという。アメリカでは必需品ともいえる〈Kershaw〉ブランドのナイフを手がけるKAI USAが2006年に発売したプレミアムラインが、今回紹介する〈Zero Tolerance〉。なかでもこのZT560BWシリーズはポートランド近郊テュアラティン市の警察も街のオフィシャルとして採用するほどの特別なモデルで、現地で展開している広告でも実際の保安官が登場し、その魅力を伝えるほどのクオリティを誇るアイテムなのだ。このナイフはもともとハードユースナイフの市場向けに開発されたもの。ブランド設立時には大きくて重たく「戦車のようなつくり」と形容されていたが、切れ味はそのままに、小さくて軽く、機能もデザインも、より洗練されたナイフへと革新された。
 刃物というのは、切れ味がいいほど、誤って自分や誰かを傷つけてしまった時のダメージも少ない。傷口が治りやすく、致命的に肌を傷つけてしまうことがない。極上のいいナイフを持つということ。それは、人にやさしい選択でもあるのだ。

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