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板垣李光人がAUGERアンバサダーに就任&コラボ商品を発表。その想いをインタビュー

この度、俳優・板垣李光人がAUGERアンバサダーに就任。AUGERの世界観を板垣とともにビジュアルで表現する、その撮影現場で板垣を直撃した。2023年6月発売となる、板垣李光人プロデュースによるAUGERマルチユーズブラシに込めた想いについても話してもらった。

─ビジュアル撮影お疲れ様でした。撮影の際に「商品を持ち慣れている!」と撮影チームが感激されていました。

あはは(笑)、ありがとうございます。一昨年の「いい刃の日」のイベントに呼んでいただいてから、貝印の商品に注目するようになったのですが、元々使っているものも多くて。AUGERの商品に関しては、イベントに呼んでいただいたことをきっかけに使うようになりましたが「お仕事で呼んでいただいたから」ということではなく、普通にカッコいいし、使いやすいことに感動して、普段から使っています。

─TikTokでは、ドラマ「silent」の撮影現場で、貝印の商品に気付いて驚く動画もアップされていましたね。

はい、「よく見る文字が!」と思いました(笑)。すごく使いやすかったです。

─板垣さんがアンバサダーを務めるAUGERの商品の中で、特によく使っているものはありますか?

爪切りですかね。貝印さんは刃物の会社なので切れ味はもちろん良いですし、すべての動作がスムーズなんですよ。仕事柄、爪を切ったり、爪の形を整えたりする機会は多いので、その際にストレスフリーであるということはすごくありがたいです。

─板垣さんとAUGERのコラボ商品としてAUGERマルチユーズブラシの発売も決定しました。どのような思いから、この商品を提案したのでしょうか?

実は“提案”という大掛かりなものでもなくて。それこそ初めて貝印さんとご一緒させてもらった、一昨年の「いい刃の日」のイベントで、「『こういう商品があったらいいな』と思うものをフリップに描いてください」と言われて、軽い気持ちで描いたんですよ。そうしたら、それが本当に商品化されちゃった(笑)。まさかこんな大きなことになるなんて思ってもいなかったのでびっくりしましたけど、自分が思い描いていたものを、貝印さんという大きな会社とのコラボで形にしていただけたのはすごくうれしいです。

(2023.06.21追記)板垣李光人プロデュース AUGERマルチユーズブラシの詳細は以下よりご確認いただけます。
https://www.kai-group.com/store/products/detail/14723

─そんなマルチユーズブラシの特徴を改めて教えてください。

一番大きなポイントは、ブラシのヘッドの付け替えができるところ。普段ブラシを使っていて、ブラシ部分が開いてきたり、汚れてきたりするたびに丸々買い換えないといけないのがもったいないなと思っていて。ブラシ部分が付け替えられるといいなと思って提案させてもらいました。ヘッドの部分は、アイシャドウブラシ、ポイントシャドウブラシ、アイブローブラシの3種類。その種類にもすごく悩みました。自分で考えるだけじゃなくて、事務所のマネージャーさんや、いろんな人に「3本選べるとしたら何がいい?」と聞いて回って。

─ちゃんとリサーチもされたんですね。

はい。ブラシ部分も、人工毛がいいのか、馬の毛がいいのか、実際に自分で使って使い心地を確かめて(人工毛のほうを)選びました。もちろんボディもこだわっています。僕自身AUGERのデザインが好きなので、AUGERらしい生活に馴染みやすいような、シックで主張しすぎないデザインにしました。とにかく僕の理想を全部詰め込んだブラシです! サステナブルでもあるし、いろいろな人に使ってもらいたいですね。

─お仕事柄、爪を切ることが多いとのことですが、板垣さんが身だしなみを整えるためにしているルーティンはありますか? 朝起きてからお仕事に行く前までのルーティンなど。

朝は本当に何もなくて。とにかく“いかに長い時間寝ていられるか”というのが毎朝のミッションです(笑)。出発の何分前まで寝ていられるかということしか考えていないんです。

─ちなみに、起きてから出発まではどのくらいの時間を要しますか?

最悪15分あれば。

─じゃあ本当に起きて、着替えて、顔洗ってくらい?

そうです。今日もそんな感じでした。

─では、お手入れは夜に?

そうですね。夜行性なので、どちらかといえば夜に。と言っても、それこそ爪を切ったり、お風呂に入ったりするくらいで。スキンケアも、化粧水、乳液、クリームくらいですし。ブリーチをしていたときは髪を乾かす前にヘアオイルを付けてドライヤーをして、またオイルするくらい。

─そうなんですね。食事でのこだわりなどは?

それもないです(笑)。むしろ我慢をしないということですかね。ストレスフリーな生活をすることが一番の整え方なのかも。

─AUGERのブランドのコンセプトは「心に触れて“整える”時間」。板垣さんは俳優として、役に入る前や演技をする前にどういった“整え”をしますか?

衣装を着て、ヘアメイクをしてもらうというのは1つのスイッチが入る瞬間ではありますね。中身に関しては準備することはない……というか準備できることがほぼほぼなくて。もちろん、その役が、何かの職業だったり特殊な経歴を持っていたりする場合は、それに対する準備はしますけど。

─「こういうキャラクターだから、こういう役作りを」みたいなことは事前にはあまりしていかない?

はい。僕は一回全体を見ないと、自分の役が作品の中でどんな立ち位置なのか、どんな居住まいなのかがわからなくて。撮影に入る前段階で、監督と「こんなテンション感でいきましょう」「こんな温度感で」という話はしますけど、全体像は現場に行かないとわからないので、現場に入って撮影しながら作っていくという感じです。

─その“全体を見る”ことや、“全体を見た上で役の立ち位置を把握する”ということが、板垣さんにとっての準備なのかもしれないですね。

そうですね。「準備」というか、ぶっつけ本番ですけど(笑)。

─むしろ、お芝居においては事前の準備は必要ない?

そうですね。芝居は、相手の方がいる役であればなおさら、その方とのセッションで生まれていくものなので。相手がどう出てくるのか、監督がどう考えているのか、セットのディテールはどんな感じなのか。そういうことを見た上で、ようやくできるものだと思っています。

─いろいろな役を演じる中で、ご自身と向き合う時間や瞬間はありますか?

それでいうと、現場に入ってからは常に、全体を見ながら自問自答をしています。自分で考えたものを投げて、受けてまた芝居を作る、というのを繰り返しているので。現場では常に自分と向き合っていると思います。

─では、役ではなく、板垣さんご自身のことを見つめ直すことはありますか?

二十歳になる手前くらいから、“今の”自分がどういう人間なのかというのはなんとなくわかるようになってきたなと思います。自分がどういう人間なのか、というのは一生わからないですけど。

─それはどういったきっかけで?

いろいろなお仕事をさせてもらう中で、いろいろな方と出会って関係性を築いていく中で、ですかね。相手のことを見て、自分のことも考えるようになったんだと思います。

─その中で見えてきた、今のご自身はどういう人ですか?

基本的にすごく難しい人なんですよ。人間はみんな難しいですけど。なぜそう思うかというと、自分が表現しているものや自分が産んだものには自信があるんですけど、母体には自信がなくて。

─それは昔からですか?

最近、より感じますね。反比例していく感じで。

─つまり、どんどん自分に自信がなくなっている?

はい。今日の撮影でもそうでした。自分が表現しているものには自信があるんですけど、自分の人間性には自信がまったくなくて。

─活躍の場が広がって露出が増えていくにつれて、自分自身と見られている姿に乖離が生まれていくから、みたいなことなのでしょうか?

うーん……それもありますけど、いろいろな人と関わっていくなかで、自分の人間性に問題があるということをまざまざと見せつけられるような気が、勝手にしちゃうんですよね。でもそういうふうに自分がバッドに入っていけば入っていくほど、いいものを生み出せるんです。表現の原動力が負の感情なんですよね。

─なるほど。それがわかっているからこそ、普段はフラットでいられるように、整える方法が“なるべくストレスフリーでいる”ことなのかもしれないですね。

そうなのかもしれないですね。

今回の撮影で制作されたAUGERブランドの新グラフィック

ブランドアンバサダーの板垣を起用した今回のグラフィックは、AUGERのコンセプトである「kiss our humanity」をテーマに撮影されたもの。AUGERが提案する「身だしなみを整える時間は、自分と向き合う時間でもある」と、「他者と向き合うことで自身と向き合う」という板垣の考え方がリンクし、より芯の通ったグラフィックがここに完成した。

Photography_KOSUKE USHIZIMA(MASH management), Text_Chie Koyabashi


ABOUT AUGER®

忙しい朝も、穏やかな夜も、人間らしさを取り戻す。身だしなみを整える時間は、自分と向き合う時間でもあります。自分の心に触れて日常を整えると、普段の何気ない時間が愛おしくなる。AUGERが提供したいのは、暮らしを「整える」心地よい豊かな時間です。

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