1997年入社

広報宣伝 / 次長

藤野 倫

PROFILE

藤野 倫

藤野 倫

学部
外国語学部
学科
英語学科
出身地
千葉県
趣味
ピアノ、キャンプ、読書
特技
ソーイング

インタビューINTERVIEW

お気に入りの雑貨店で
貝印を知り、応募

大学で英語を学んでいたこともあり、漠然と「就職するなら英語を使える会社」と考えていました。そして輸入商社や旅行代理店にエントリーしました。
もうひとつ、私が大学生の頃に雑貨ブームがあり、私は銀座にあったヨーロッパの輸入雑貨を扱うお店によく通っていました。就職活動中にお店に立ち寄り、ふと「なんていう会社が運営しているのだろう」と思い、商品のタグを見たら“貝印”と書いてありました。今はありませんが、そこは当時貝印が直営していた「ユーロクチーナ」というお店でした。それで貝印に興味を持ち、受けてみることにしたのです。
だから私にとって、貝印はキッチン雑貨の会社でした。

これは入社後しばらく経ってから聞いた話ですが、私が採用されたのは、とある役員の方が「採用してみよう」と言ってくださったのだとか。私のどこに期待してくださったのかはわかりませんが、期待を裏切らないようにしないと、と感じました。

入社後は家庭用品を軸に
さまざまな業務を担当

入社後はまず商品企画室に配属になり、家庭用品を担当。ここでものづくりの基礎を覚えました。そして3年後、営業推進部に異動。ここでは販促や営業補佐を担当しました。ところが、営業担当の先輩が体調を崩してしばらく休養することになり、急きょ私が営業推進部と営業部を兼務することになったのです。
次は、貝印が輸入する、WMFというドイツのキッチンブランドの輸入窓口です。ここでマーケティングや輸入業務を担当しました。海外出張も多く、英語を使いながら仕事することにやりがいを感じていました。

その後、しばらく産休と育休をいただき、2011年4月に復職した後は、経営企画室で家庭用品の商品広報と宣伝を担当しました。商品広報は社内で起こっている家庭用品に関する動きをすべて把握しなければなりません。これはとてもやりがいのある仕事でした。

産休復帰後は企業広報へ
社内の人、そして組織を知ることが基本

2014年から2度目の産休と育休をいただき、2016年に4月に復職した後は、家庭用品の商品企画を担当しました。そして2017年4月から、広報宣伝部で企業広報を担当しています。
企業広報は、商品だけではなく、貝印という会社を世の中の人たちに知っていただくための仕事です。そのために、社長や社員、工場への取材をセッティングしたり、CSR活動などを紹介したりします。

そのため、企業広報は貝印のすべての商品知識、会社の歴史、国内外の拠点の状況など、あらゆる知識が必要になります。
もちろん1人ですべての知識を深く身につけるのはほぼ不可能に近い話です。
企業広報は、どこに聞けば、誰に聞けばわかるかがどれだけ頭に入っているかが重要に。そして、誰に話をすればメディアの方々の希望を実現できるか、組織を理解しておくことも大切です。

メディアと会社の両方が
幸せになれるように

2018年の夏。貝印の制度として、パートの方々を正社員にすることが決まりました。普段なら企業広報はまずはプレスリリースを配信しますが、私は「このニュースをぜひ多くの方に知ってほしい」と感じました。
私たちはプレスリリースを配信したことで「世の中に情報を提供した」と考えがちです。でもメディアの立場に立つと、数多あるリリースの一つでしかなく、せっかくの話が埋もれてしまう可能性があります。

そこで、何度か取材のやり取りをしたことがある、岐阜の新聞社に直接話を持ち込んでみました。すると記者さんは貝印の新しい制度に興味を持ってくださり、工場取材までしていただきました。
この記事に工場の総務担当もすごく喜んでくれ、また、記者さんもいい記事が書けたと満足してくださいました。
自分のアイデアが、メディアと会社、両方にいい結果をもたらすことができた、とても嬉しい経験でした。

子育ても、仕事もできる!
多様性を尊重する制度を
利用しやすく

貝印で約20年間働く中で、私は2度の産休と育休をいただきました。
私は貝印でしか働いたことがないので他社との比較はできませんが、貝印ではこのような制度を利用する上で周囲に気遣いが必要ということはないと思います。私以外でも必要になったら産休育休制度を利用し、数年後に復職する社員は多くいます。

他にも、2時間ずつ休みが取れる“時間休”や時短勤務など、社員の多様性に配慮したさまざまな制度を利用できるようになりました。私が入社した頃はこのような制度はなかったので、会社自体がかなり変わったなと感じます。
私も時短勤務制度を利用して、子育てと仕事を両立しています。他の社員がまだ仕事をしているときに帰るので、「気まずい雰囲気になるかな」と思ったりもしました。でも実際に利用してみるとそんなことは全然なく、自分の勤務時間の中でしっかり仕事ができています。

休日は家族でキャンプ
目指せ、キャンプマスター!

休日は2人の娘と一緒に過ごしています。下の子はまだ手がかかりますが、上の子はけっこうおませさんになってきたり。きっと下の子もすぐにお姉ちゃんのように大人っぽくなるのかな、と子どもたちの成長を楽しんでいます。
土曜日は上の子をお稽古事に連れて行くことが多いですが、何も予定がないときは家族で公園に遊びに行ったり、夏はプールに行ったりして楽しんでいます。

そして最近は、月に1度ほど家族でキャンプに出かけています。まだデビューしたばかりなので、バンガローに泊まって自然を満喫。もう少し慣れたらテントでのキャンプも楽しんでみようと思います。
実は主人より私のほうが、キャンプグッズが好きで道具を集めるのを楽しんでいます。コツコツと道具を揃えて、いつかキャンプマスターと呼ばれることを目指しています(笑)。

視野を広く持って
多くのことにチャレンジを!

社会人になって、貝印にも、お取引先にも、「世の中にはすごい人がたくさんいる」ことに驚きました。
すごい人にもいろいろなタイプがいます。大きな声でみんなを引っ張っていく人。目立つことはないけれど、地道にコツコツ仕事をして素晴らしい成果を上げる人。
共通しているのは、すごいと感じる人は、仕事に対する熱量が大きいことです。

就職活動中、そして社会人になってからも、もしかしたら「自分は無理かな……」と感じることがあるかもしれません。でもそこで可能性を自分で狭めないで。熱量がある“すごい人”たちは、そんなときも諦めずに前に進んでいますから。
ぜひ視野を広く持って、いろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。

SCHEDULE

スケジュール

1日のスケジュール

9:10~ 出社(時短)
9:30~ メール対応、校正、取材調整など
12:00~ 昼食
13:00~ メール対応、校正、取材調整など
16:10~ 帰宅(時短)
17:00~ 次女の保育園お迎え