MUSIC

Nulbarich、TENDRE、Chilli Beans.、sankaraが出演した「AUGER®︎ MUSIC SESSION VOL.1」をレポート

AUGER®︎のブランドコンセプトである“Kiss our humanity”をテーマとした音楽イベント「AUGER®︎ MUSIC SESSION VOL.1」が5月17日(火)代官山UNITにおいて完全招待制で開催された。出演には、AUGER®の世界観をもとにタイアップソング「STEP IT」を手がけたNulbarichをスペシャルゲストにTENDRE、Chilli Beans.、sankaraの4組がクレジット。ステージのミュージシャンもフロアのオーディエンスも、ともに笑顔にあふれた一夜をレポートする。

その期待感から、オープンを待つ人々で行列になっていた代官山UNIT。開場すると同時にお客さんは足早に入場してくる。オープニングDJおよびライブの転換DJには、“Chillで気持ち良い音楽”をコンセプトに活動するライフスタイルレーベル〈Chilly Source〉よりDJ KRO。メロウな日本語ラップ〜R&Bから90sサウンド、ソウル、ロックとジャンルレスに“チル”な選曲でフロアをつくっていく。そのなかをオーディエンスは、ワクワクが止まらない表情で身体を揺らせながら待ち構えている。

ライブは3ピースバンド、Chilli Beams.からスタート。サポートドラマーを迎えたセットで、一曲目「See C Love」から全開に魅せる。ヴォーカルMotoの「今日は楽しんでいきましょう!」の掛け声から「lemonade」へ。「好きじゃないよ 君なんて/どうしたって 好きなんだ」と歌う、甘酸っぱさの詰まった曲でドキドキさせると、「neck」では歪んだギターと強めのベースラインで攻めていく。新曲「マイボーイ」はキュート&キャッチーな、一緒に口ずさみたくなるハッピーチューン。最後の「シェクララ」ではメンバーもオーディエンスも跳ねて、笑顔あふれて、みんなで着地。という曲ごとに表情を変えていくカラフルなステージで沸かせた。

続いて、ラッパーのTossとヴォーカルのRyoの二人からなるsankaraは一曲目「Lullaby」からその世界観に引き込んでく。90年代から連綿と続くヒップホップマナーに乗っ取ったスタイルを軸に、メロウかつ洗練された、シンプルで強度のあるビートでフロアを横揺れさせる。JQ from NulbarichプロデュースによるニューEPから新曲も披露しつつ、「大先輩として慕っているJQさんと同じステージに立つのは今日が初めてで、めちゃくちゃ昂っている。この場を与えてくれたAUGER®︎ MUSIC SESSIONにとても感謝しています。初期衝動というか、音楽をはじめた頃のことを思い出しながらライブをやっています」というTossのアツいMCも。お客さんにとっても、出演者にとっても特別な時間としてこの夜は進んでいく。

フロアも完全にあったまったところで、河原太朗のソロ・プロジェクトTENDREが登場。この日は河原がキーボード、ドラムにTENDREのライブではお馴染みの松浦大樹(saccharin/She Her Her Hers)という二人編成だったが、これがまたいいバランスで。セッション要素の強い、より自由度の高い形で、じつに楽しそうに音楽を奏でていく。しっとり、じっくり、グルーヴ豊かに、リラックスした状態で。AUGER®の掲げる「心に触れて“整える”時間」というコンセプトそのままの世界観で魅了する。ラスト2曲「hanashi」「LIFE」では熱を帯びさせグッと惹きつける、緩急自在の見事なステージングだった。

Nulbarichもまた、ゆったりしたスタートから。JQ from Nulbarichもドラムを叩く形でバンドメンバーとセッションしながら、1曲目「Lipstick」へと入っていく。続いて「踊れる曲を」とはじめた「Super Sonic」に、叙情的に歌い上げる「TOKYO」。Nulbarichにとって、代官山UNITは2017年に1stワンマンライブ「Guess Who?」の追加公演を行った思い入れのある場所でもあるが、いまとなってはこのキャパ感で見ることができるなんて贅沢でしかなくて。当時のアンセム「NEW ERA」が、その至福さのなか響き渡る。ラストに用意したのは「STEP IT」だ。「踊りちらかして今日という日を終わらせようよ」というJQ from NulbarichのMCにもあった通り、ライブバージョンにアップデートされた「STEP IT」はハンズアップとダンスを巻き起こし、そして笑顔に満ち満ちて……という多幸感あふれるエンディングとなった。

現在、AUGER®︎ MUSIC SESSION VOL.1のダイジェストムービーも公開されているので、“Kiss our humanity”の思いとともに、このスペシャルな一夜を追体験していただけると幸いだ。

Photography_Takeshi Yao, Text_Takuya Nakatani(DEGICO)

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