KAI FACT magazine
社長、なにしてますか? vol.2
FACT  No.02


社長、
なにしてますか? vol.2

 普段は自宅に戻ってお昼を食べるんですが、今日は『そばきり助六』でランチにしようかなと。そもそも、店主の小林明君は小学校の同級生で、もう53年の付き合い。当時は一緒にカブトムシを採ったり、岐阜公園に写生に行ったり、よく一緒に遊んだよね、と、いつもこうやってカウンターで昔話や世間話をしながら、田舎そばと天ぷらをいただいています。ここの蕎麦は、本当に美味しいんですよ。腕もいいけど、関市の水がいいのもあるんじゃないかな。
 ここには海外出張に行く前と帰ってきてから来ることが多いです。実は一昨日も工場の地鎮祭でインドに行って帰ってきたところ。60歳の厄落としも兼ねて、ガンジス川の上流に近いハリドワールで祖先を思いながら沐浴もしてきました。小林君と仕事の話をすることはまずないけれど、ここ10年ほど、年2回の新蕎麦の季節に、貝印で蕎麦打ち教室もやってもらっているんです。僕の同級生には、寿司屋もいれば、天ぷら屋もいる。しかも、どの店も関市で一番美味しくて外食には困りません。貝印の経営メンバーにも同級生がたくさんいるんですよ。生まれ育った場所の気のおけない友人の店で食事をしたり、幼なじみと一緒に仕事ができたりするのは、幸せなことですね。
ざる、田舎、円空なた切りと、石臼で丹念に引く
3種の手打ち蕎麦を楽しめる『そばきり助六』。
岐阜県関市本町8-27
0575-22-2526
KAIグループ 代表取締役社長 兼 CEO
遠藤 宏治
えんどう・こうじ/KAIグループ三代
目社長。1955年岐阜県関市生まれ。
1989年に父の後を継いで社長に就任。趣味は読書、ゴルフ。
* 2021年5月 代表取締役会長 兼 CEOに就任

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