毛抜きのこだわり

point 01 先端を平らにして、長さをそろえる

U型は先端が平らで、毛をつまむ幅が広いのが特徴。1枚の板を折り曲げて作るため、先端の長さをそろえるのが実はとても難しいのです。少しでもU字に曲げる位置がズレてしまうと先端に隙間ができてしまい、毛をつまみにくかったり、つまんでも切れてしまったりと不具合が出ます。そのため、まず先端を砥石で研磨し、長さをそろえます。

point 02 先端の内側を磨いて、斜めに角度をつける

先端を磨いただけでは、毛をつまむ部分に厚みが出てしまい、毛がつかみにくくなります。そこで先端の内側を研磨し、斜めに角度をつけることで先端を鋭くし、細い毛もつかめるようにします。ただし、研ぎすぎると毛が切れてしまうので、ほどよい角度に調整しています。

point 03 中央と両端で釣り糸を挟んで、毛のつかみ具合を確認

完成品を1本ずつ、検品していきます。人の毛に近い細さの釣り糸を使い、どの箇所からでも同じように毛をつかめるかを確認します。また、つかんだあとは引っ張り、毛が切れてしまわないかもチェック。
何十年と前から変わらぬ品質で作り続けています。

point 04 毛抜きの毎月の生産数や種類

すべての毛抜きは、国内と海外で月に約12万セット出荷しています。「毛抜きのセットが、そんなにニーズがあるなんて」と驚かれるかもしれませんが、毛抜きには幅が広くなって、つかみ損ねることなく毛を引き抜ける先が平たいタイプや、先端が斜めになっているタイプで狙った毛をキャッチしやすいものなどがあります。