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[REPORT]京都ならではのカルチャーを盛り込んだ、“整える時間”を愉しむレセプションを開催。アンバサダーの板垣李光人も参加!

AUGERプレゼンツによるレセプションイベントが、去る9月29日(金)、Day&Nightの2部構成として京都市内の両足院と世界倉庫にて開催された。新感覚の「坐禅吸茶会」やリラックスして楽しむ音×映像×アートのミクスチャー空間など、さまざまな角度から「整える」を表現した一日をレポートする。

京都らしい文化に触れる「坐禅吸茶会 presented by AUGER」

まずは、京都市東山区の両足院で開催されたDayレセプションへ。こちらでは、京都を拠点に嗜好品の再解釈と再構築を軸とした創造活動を行うアートコレクティブ「Ochill(オチル)」による「吸う茶会」を実施。

「吸う茶会」とは、水タバコの原理を応用し、タバコ葉ではなく茶葉を使ったノンニコチンの嗜好体験。寺の本堂に招かれたゲストは、〈京菓子司 金谷正廣〉のお茶菓子を味わったのち、茶道具を順番に回しながら、 “気化”した茶葉の香りや味わいに包まれる新感覚の茶会を堪能した。

その後は、AUGERのアンバサダーを務める俳優・板垣李光人が着物を身に付けて登場。『Forbes Japan』にて「NEXT 100」にも選出された同寺院の副住職・伊藤東凌さんの指導のもと、デジタルデバイスから離れて自分の内面と向き合う座禅・瞑想体験を実施した。

板垣とゲストは、姿勢を正して本堂の縁側に座り、目を瞑りながらゆっくり呼吸を整える。静寂に包まれた空間に、鳥のさえずりや木々のさざめきが響き渡り、一層五感が研ぎ澄まされていくようだった。

「座禅や瞑想をすると、感情のスイッチをオフして自分の心と距離を取ることができます。それにより、自分自身の感覚も研ぎ澄まされ、心身のバランスを整えることに繋がるんです」と伊藤東凌さん。伝統と革新が交錯する京都ならではの「整える時間」を堪能できるひとときとなった。

Dayレセプション終了後、板垣李光人に話を聞いた。

―イベントに参加した感想を教えてください。

茶室でお抹茶をいただく機会ってなかなかないので、とても貴重な経験になりました。掛け軸の前に置かれたグルーミングツールは、驚くほど空間に馴染んでいて、美しいと思いました。瞑想に関しては、自己流で就寝前に雑多な考えを払う時間を作ることもあるのですが、住職さんの話を聞いてこんな風に向き合えばいいんだと勉強になりました。

―京都に訪れる機会はありますか?

何度か遊びに来ています。今撮影中のドラマ『フェルマーの料理』で京都の料亭の息子役を演じているので、撮影前に参考のため京都の料亭へご飯を食べに行きました。ハモを使った碗ものがとてもおいしくて、つい日本酒を飲み過ぎてしまいました。

―日常で「整える」ために実践していることは?

仕事で帰宅が遅くなっても、できるだけ湯船に浸かるようにしています。明かりを落としてアロマキャンドルを炊いて、光と香りを楽しみながらゆっくり浸かると、忙しい時期でも自分のペースを保つことができます。


音と空間演出による没入体験「AUGER Ambient Night」

辺りが夕闇に包まれる頃、向かったのは京都を代表するナイトクラブ〈WORLD KYOTO〉が手掛ける新スポット・世界倉庫で行われたNightレセプション。2階建ての古い倉庫を改装したこちらでは、DJ/LIVE、VJ、ダンスパフォーマンスやライブペインティング、フード・ドリンクの提供、そしてAUGERのプロダクト展示を行った。

1階のエントランスでは、京都の人気店〈喫茶マドラグ〉の玉子サンドイッチを中心に、AUGERのテーマカラーであるブラックをイメージした料理をブッフェ形式でサーブ。ライブペインティングを行なったのは、京都在住のペインター・TSUBASA。AUGERのロゴをメインに、華麗な筆さばきで描き出した。ゲストは皆ドリンクを片手に、こだわりのフードをつまみながら、談笑したりライブペイントを眺めたり、思い思いの時間を過ごしていた。

TSUBASA

階段を登った2階には、靴を脱いでくつろげるチルエリアをご用意。アンビエントを軸にしたDJ/LIVEとオーバーヘッドプロジェクターを使ったVJパフォーマンス、そして即興のコンテンポラリーダンスが融合し、幻想的な非日常空間を演出。さらには、オートモアイや河村康輔、上岡拓也、YABIKU HENRIQUE YUDI、川上智之、wimp×Densuke28、Funny Dress-up Lab、UC EASTとAUGERがコラボレートしたアート作品、AUGERのプロダクト展示も行われ、会場に華を添えた。ゲストはそれぞれ、白を基調にしたラグに座って柔らかなクッションにもたれながら、リラックスした様子でその場の雰囲気を楽しんだ。

河村康輔×AUGERの作品

Funny Dress-up Lab×AUGERの作品

DJ/LIVEには、トラックメーカーとしても活躍するKazumichi Komatsu、「おりん」を使ったインスタレーションが特徴のサミュエル・アンドレ、会話の断片を散りばめた音の連なりが持ち味の荒井優作といった3名が登場。伝統工芸品や身近な環境音を取り入れたサウンドが会場全体を包み込み、「整える時間」を心地よくサポートした。

Kazumichi Komatsu
サミュエル・アンドレ
荒井優作

VJは、液体・個体・生き物などの素材を即興的に混ぜ合わせ投影するAtsushi Harataが担当。光と色彩が幾重にもレイヤードされ、流れるような動きを見せる様に、恍惚の表情を浮かべるゲストも見受けられた。

Atsushi Harata

新旧のムードが共存する京都ならではの体験コンテンツから始まり、食・音・映像・アート……と、五感を刺激するカルチャーのクロスオーバーによって幕を閉じた本イベント。日常の喧騒を忘れられる特別な時間となった。

Photography_Masao Inoue, Text_Yuka Muguruma, Direction_Mio Wajima


[展示情報]

AUGER ART ACTION IN KYOTO

AUGERによるアートプロジェクト[AUGER ART ACTION]のエキシビジョンを京都・世界倉庫、sequence KYOTO GOJOの二会場において開催いたします。AUGERの掲げる「Kiss our humanity – 心に触れて“整える”時間」を生活に浸透させ、“自分と向き合う”ことで生まれる創造性を、AUGERのブランド哲学に共鳴する気鋭のアーティストが刺激的な表現へと昇華させる本プロジェクト。今年3月に東京で開催したエキシビジョンから、さらに新作を加えた内容となっています。

@ 世界倉庫
会期:2023年9月30日(土) – 10月9日(月・祝)
会場:世界倉庫 2階(京都市下京区筋屋町144)
展示作家:wimp×Densuke28、オートモアイ、上岡拓也、川上智之、河村康輔、Funny Dress-up Lab、YABIKU HENRIQUE YUDI、UC EAST(五十音順)

@ sequence KYOTO GOJO
会期:2023年9月30日(土) – 10月29日(日)
会場:sequence KYOTO GOJO 1階ロビー(京都市下京区五条烏丸町409)
展示作家:HARUKA OSHITA×Aitone


ABOUT AUGER®

忙しい朝も、穏やかな夜も、人間らしさを取り戻す。身だしなみを整える時間は、自分と向き合う時間でもあります。自分の心に触れて日常を整えると、普段の何気ない時間が愛おしくなる。AUGERが提供したいのは、暮らしを「整える」心地よい豊かな時間です。

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