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縫製ハサミの歴史を誇る貝印主催 帽子デザインコンテスト第1回「KAI Hat & Head-piece Competition」軍司 隼輔さんの『spacescape』が最優秀賞を受賞モデル 冨永愛さんによる「冨永愛賞」は竹村 舞子さんの『bel bul』が受賞

2022年11月11日
貝印株式会社

縫製ハサミの歴史を誇る貝印主催 帽子デザインコンテスト

第1回「KAI Hat & Head-piece Competition」

軍司 隼輔さんの『spacescape』が最優秀賞を受賞

モデル 冨永愛さんによる「冨永愛賞」は竹村 舞子さんの『bel bul』が受賞

グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO:遠藤浩彰)は、国家最優秀職人章の称号を持つ、Hat & Head-piece designer日爪ノブキ氏、OVERRIDEなどを展開する日本有数の帽子メーカーの株式会社栗原 代表取締役社長の栗原 亮氏を審査員に招き、初開催した帽子デザインコンテスト「KAI Hat & Head-piece Competition」において、軍司 隼輔さんの作品『spacescape』を最優秀賞受賞作品として決定しましたので、お知らせいたします。

本コンテストはグローバル刃物メーカーであり、縫製ハサミの開発・製造においても長年の歴史を誇る貝印が主催し、「すべての人に、最高の帽子を届ける」をミッションに掲げ、新しい帽子文化の創出、帽子デザイナーの育成を目的とした新しい帽子デザインコンテストとして初開催いたしました。

審査員にはフランス国家最優秀職人章の称号を持つ、Hat & Head-piece designer日爪ノブキ氏やOVERRIDEなどを展開する日本有数の帽子メーカーの株式会社栗原 代表取締役社長の栗原 亮氏を招き、110周年を記念して作られた貝印のコーポレートカラーでもある「Ocean Blue(オーシャンブルー)」をテーマにした作品を募集しました。

8月10日に開催した「ハットの日」のイベントでは、募集したデザインにおいて優秀賞15作品・特別賞の四十住賞1作品を発表しました。そして今回、制作された優秀賞14作品の最終審査を行い、11月8日に開催された「いい刃の日」PRイベントにて最優秀賞と冨永愛賞の受賞作品を発表いたしました。

最優秀賞に選ばれた帽子『spacescape』の制作者である軍司 隼輔さんからは作品のコンセプトについて、『テーマである「Ocean Blue」は単なる色ではなく、空気、温度、時間等を含めた複雑なものが組み合わさることで生まれる、その場特有の雰囲気だと解釈した。そのため、作品全体から海そのものの気配、景観を連想させるような帽子を制作しました。また素材は、自然由来のものに絞り、採取から完成まで手作業で行うことで、海という自然の原始的なニュアンスを感じられるよう意識しました。』とご紹介いただきました。

軍司 隼輔さんにはヨーロッパ研修旅行と栗原、貝印との3者コラボレーションによる帽子をデザインし、限定発売する権利を贈呈します。

帽子にはハットおよびヘッドピース全般を含みます

KAI Hat & Head-piece Competition」 最優秀賞 受賞作品

【作品タイトル】

spacescape(スペーススケープ)

【デザイン・制作者】

軍司 隼輔(ぐんじ・しゅんすけ)

【素材】

  • 天井、平紐:廃材綿生地を原料とした和紙
  • 骨組み:竹
  • 紐:楮
  • ハンドル、分配器:流木

【作品コンセプト】

テーマである「Ocean Blue」は単なる色ではなく、空気、温度、時間等を含めた複雑なものが組み合わさることで生まれる、その場特有の雰囲気だと解釈した。そのため、作品全体から海そのものの気配、景観を連想させるような帽子を制作しました。

素材は、自然由来のものに絞り、採取から完成まで手作業で行うことで、海という自然の原始的なニュアンスを感じられるよう意識した。天井を構成する帆は、いらなくなった綿生地を粉砕したものを、水と混ぜ、波を起こし、均等に漉く和紙の紙漉き技法を用いることで、波のようなテクスチャを生み出しました。また、廃材とされる綿生地を紙に生まれ変わらせることで新しい価値、表現のアップサイクルを試みました。

さらに、竹を骨組みに使用することにより、竹で帽子を作るという竹害の解決方法を提案しました。また、ハンドルを引き締めることで、分配器を伝い、頭に固定され、帆が引き締まる仕組みになっています。

【審査員 評価コメント】

日爪ノブキ氏

最優秀賞に選ばせて頂きました決め手は、実物作品を彼独特の世界観を持ったデザイン画以上の存在に仕上げられ、今後の彼の作品の発展のポテンシャルを感じた点です。

栗原亮氏

まずは作品の完成度の高さ。そして、使用素材や、帽子の型、また海=青ではなく、 海の表情は変わるといった、それぞれが既成概念に囚われない斬新な切り口に惹かれました。 この作品をもとに、実際に日常被れる帽子にどう昇華させられるかが、とても楽しみです。


「KAI Hat & Head-piece Competition」 冨永愛賞 受賞作品

【作品タイトル】

bel bul(ベルブルー)

【デザイン・制作者】

竹村 舞子(たけむら・まいこ)

【作品コンセプト】

エコアンダリヤという環境に配慮された手編み糸を使い、大部分を手編みで制作しました。その中で、いかに高級感を出すかというところを考え装飾を施していきました。

垂れ下がったストーンが揺れてキラキラ光るところや、長く垂れ下げたリボンで海中に漂うクラゲのインスピレーションを表現できたと思います。手編み部分に施した小さなビーズなど、細かい装飾にも注目してもらえたらと思います。

【冨永愛さん コメント】

海の輝きを思わせるビーズが、シャンデリアのように揺れる美しい帽子ですね。 土に戻る環境にやさしい素材で作られたブルーの本体も、深海の深みを思わせてくれて… 思わず被ってみたい!と思いました。サステナビリティ、デザイン、色、素材が融け合った、オーシャンブルーというテーマに ふさわしい作品です。


「KAI Hat & Head-piece Competition」 優秀賞 受賞作品(敬称略・順不同)

塩田 七瀬/愛がすべて

山口 空叶夢/summa

林 利行/connected

立澤 拓都/海が聞こえる

宍戸 宏誠/水平線

本田 真弓/shell blue

服部 スヴェトラーナ/ブルーウエーブ

小野 七海/Mothering Ocean

蓮溪 芳仁/Paper Boat Hat

松山 芽生/close my sight and open my world

桜木 美憂/Yuragi

下山 瑞月/プライベートビーチ

審査員/スペシャルサポータープロフィール

日爪ノブキ氏(審査員)

2004年に文化服装学院アパレルデザイン科を首席で卒業後、渡伊。イタリアのメーカーよりアンダーウェアのデザイナーとしてコレクションを発表する。帰国後、国内外の舞台やミュージシャンの帽子・ヘッドピースを手がけ、同時にアーティスト活動として「NOBUKI HIZUME」を展開。2009年よりフランスに拠点を移し、数々のグランメゾンのパリコレクション用の帽子を手掛けている。

2019年、フランス国家最優秀職人章に認定。※フランス国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France:M.O.F)は、フランス文化の継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される称号で、日本の重要無形文化財(通称、人間国宝)認定制度に相当すると言われている。同年、帽子ブランド「HIZUME」をスタートさせる。

栗原亮氏(審査員)

株式会社 栗原 代表取締役社長。兵庫県出身。 青山学院大学卒業後、大手アパレルメーカーのワールドに入社。その後、家業の栗原に入社し、「裏原宿」と呼ばれる地域にオープンした、カジュアルな帽子専門店「override」を成功させる。以降、直営店による多店舗展開を実現する。2003年、社長に就任。

冨永愛さん(スペシャルサポーター)

17歳でNYコレクションにてデビューし、一躍話題となる。以後、世界の第一線でトップモデルとして活躍。モデルの他、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティ、俳優など様々な分野にも精力的に挑戦。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動など、その活躍の場をクリエイティブに広げている。公益財団法人ジョイセフ アンバサダー、エシカルライフスタイルSDGs アンバサダー(消費者庁)。

【貝印株式会社】

1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っている総合刃物メーカー。

本社:東京都千代田区岩本町3-9-5 
代表取締役社長兼COO:遠藤宏治 
http://www.kai-group.com/

本件に関する報道関係の皆様からのお問い合わせ先
貝印 PR 事務局(㈱アンティル内)
担当:水口・井手口・登坂
TEL:03-6234-6220 MAIL:kai-pr@mediaglobe.co.jp