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料理研究家 脇雅世さんと共同で開発 IHクッキングヒーターに適したフライパンを発売

2008年2月6日
貝印株式会社

No.54020620

 貝印株式会社では、ステンレスとアルミを張り合わせた2.5㎜厚の鋼材を採用して熱伝導性と保温性を高めたIHクッキングヒーター用のフライパン「O.E.C.(オーイーシー)フライパン」を、IHクッキングの第一人者、脇 雅世(わき まさよ)さんと共同で開発、3月 10日より全国の専門店、百貨店等を通じ発売することになりました。
価格は15,750円(税込み)です。


「O.E.C.フライパン」

 1990年の発売以来、IHクッキングヒーターは身近な存在となっていますが、その一方でIH対応の調理器具となると歴史が浅いこともあり、いまだに本格的な開発に至っていないのが現状です。なかでも調理頻度の高いフライパンは、IHの場合、ガスなどと違い火のあおり効果がないため、底面で通電され発生した熱エネルギーがフライパンの周辺や側面まで十分に伝導しません。そのため側面のカーブを上手に使って仕上げるオムレツのような料理の場合は熱が上がってこないのでうまく仕上がりません。
 今回発売する商品は、IHクッキングの第一人者として知られる料理研究家の脇 雅世さんにIH料理の研究を通じ日ごろフライパンについて持っている不満点を徹底して出していただき、当社が採用する鋼材の検討から形状、機能の開発に取り組んで商品化したもので、脇さんが「他には無いIHに最適のフライパン」と初めて認めたフライパンです。
 
 鋼材は、熱伝導性と保温性を両立させるためステンレス材とアルミ材を張り合わせた2.5㎜厚とし、IHの熱を効率的にフライパン全体に伝えます。また、これまで熱が伝わりにくいとされていた側面への伝導性を高めるため、IHと接触する底面を実証実験で得られた熱効率の高い直径18cmとした他、側面の立ち上げも独特のカーブ(アール)を設定することで側面への十分な熱伝導を確保しました。また、様々な調理法に適応するようフライパンの高さを少々深めの5.7cmにしました。
 このほか、IHの場合はガスコンロのように火のあおりが無く、ハンドルを長くする必要がないことから、ハンドルを思い切って短くすることで楽に扱えるようにしました。これによりオーブンレンジへそのまま入れて調理することもできます。表面は耐久性の高いフッ素樹脂「イクリプス」をコーティングすることで2万回の金属ヘラ磨耗試験をクリアしています。
 さらに、通常専用蓋のついたフライパンはありませんが、今回の製品では密閉度が高く、強化ガラスが付いて中が見えるようにした蓋をつけました。アルミ製なので軽く、また、通電しないので、調理の途中にうっかりIHクッキングヒーターの上に置いても熱くならないという利点があります。このフライパンひとつで煮物、蒸し物などIHを使った用途が拡大します。
 
 なお、今回のフライパンと同様のコンセプトの「O.E.C.卵焼き器」も同時発売します。焼き卵を移動させたり、かえしたりする際に便利なぴったりサイズのスクレーパーがついています。 サイズは開口径18×12.8cm、底面径15×12cm、高さ3.5cm。

■ 商品名/価格

「O.E.C.フライパン」15,000円(税込15,750円)

「O.E.C.卵焼き器」  8,000円(税込 8,400円)

■ 販売目標

あわせて初年度1億2000万円 (上代換算)


「O.E.C.卵焼き器」


「O.E.C.フライパン」の使用イメージ


脇 雅世さん

■ 本件に関するお問い合わせ先

【報道関係の方】
貝印株式会社 広報室
〒101-8586 東京都千代田区岩本町3-9-5
TEL 03-3862-6414

【一般の方】
貝印株式会社 お客様相談室
TEL 0120-016-410 (9:00~12:00/13:00~17:00 ※土・日・祝日を除く)
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