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HOW TO ネイルケア辞典Vol.8☆
二枚爪になったときの正しいケア方法

二枚爪になる原因は、乾燥や爪への衝撃といった外的要因の他に、栄養不足や血行不良、貧血など健康状態も関係します。そもそも、爪って一枚のはずなのに、なぜ「二枚爪」になるんだろうと思ったことはありませんか? そこで今回は二枚爪のメカニズムについて解説します。

爪は3層のミルフィーユ!?

一見、一枚に見える爪ですが、実は薄い三枚が重なってできています。表面がトッププレート、真ん中がミドルプレート、一番下がアンダープレートと呼ばれます。
爪の主成分はケラチンというタンパク質が固まったもの。トッププレートとアンダープレートは縦方向に並んだケラチンによって構成されているのに対し、真ん中のミドルプレートは横方向に並んだケラチンで構成されています。ケラチンが縦→横→縦に重なることで、しなりのあるカーブした爪が作られます。

二枚爪とは、この三層のうちトッププレートやミドルプレートが剥がれてしまった状態のこと。その原因は乾燥や栄養不足、血行不良などさまざま。
もし二枚爪になってしまったら、爪専用ヤスリ(ネイルファイル)でやさしく削り落とすか、爪のカーブに沿った負荷の少ないツメキリで切ってケアしましょう。

二枚爪にならないためには、ネイルオイルで保湿したり爪の根元をマッサージして血行促進するとよいでしょう。また栄養不足にならないよう日頃からバランスの取れた食事を心がけることも大切です。

高橋晶子
ネイルケア辞典:監修 高橋晶子 ネイリスト 1982年生まれ。ネイルサロン店長、ネイルスクール講師を経て2011年に独立。2014年、都内にプライベートサロン「ars(アルス)」をオープン。現在は、ネイリストのプロ養成事業や独立開業サポート、一般の女性向けのセルフネイルレッスンにも精力を注いでいる。
Illustration:Miyu/Text:Yuriko Isayama

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